■ 日本の医療の現状と今後

今は豊かで安泰に思える日本は、実は財政赤字だということは皆さんご周知の通りだ と思いますが、その中でも医療費の占める比重は国家予算約80兆円のうち約30兆円を 超えるまでになり、財政を圧迫する要因になっています。これは先進国ゆえの生活習 慣の変化と共に、現代人の体力低下による生活習慣病が増加していることや、近年の 高齢化社会に伴って人口ピラミッドが逆三角形になり、加齢性疾患患者が増加してい る事等が原因と考えられます。この傾向は今後更に拡大すると予想され、医療費の個 人負担増加も避けられない状況になるでしょう。
特に、これから団塊の世代が高齢者の仲間入りをする事になり、その傾向は一層顕著 になる事でしょう。
このような状況下から政府・厚生労働省は、なんとか医療費を軽減させようとして、 ジェネリック医薬品(特許期限が切れたコピー薬)を浸透させようとしているのも政 策の一つです。
しかしジェネリック医薬品を浸透させる事は病気になった人の経費削減であり、病気 になる人を減らさないかぎり本当の打開策とは言えません。 本来は病気になる人を減らした方が望ましい訳です。つまり、病を未然に防ぎ予防す る事、それが「セルフメディケーション」です。

「セルフメディケーション」 自らの健康は自らが管理し、疾病を未然に防ぐ予防医学の必要性が強く叫ばれていま す。世界トップクラスの長寿国日本ですが、実は80歳以上の人で、寝たきり・要介 護・認知症の方が4人に一人もいるのが日本の現状なのです。それに対してアメリカ は25〜30人に一人なのです。
半健康や病気で長生きするよりも、健康で長生きする事の難しさや、大切さが問いた だされる時代だと言えましょう。その人の人生が心身共に健康で、実りの有る人生か どうか、それこそが最も重要であると考える方々が増えてきたということかもしれま せん。